ロシア語の仕事がまたひとつ増え、週一の固定の授業を持つことが叶った。しかも入門レベルのコマだから、新しくロシア語を始める人を相手にするということだ。これは本当に尊く、嬉しい。
ロシアがウクライナに侵攻して、ロシアが経済的・政治的に孤立したことで、ロシア語を新たに始める人は減り、旅行にも行きにくい国、仕事にも役に立ちにくそうな言語といった扱いになったような感じがして数年。ついにやっと、今のロシアを知りたいという人がロシア語を始めるようになったんじゃないかと期待している。
僕も「どうしてロシア語(なんかを)?」の聞かれてきたけど、ロシア語ができないと読めないテクスト、読もうとも聞こうとも思わない情報が世界にはあって、文字を知っていて辞書が引けるだけでその扉が開くのだ。ロシアは古典文学も芸術も素晴らしいけど、今のロシアだって面白いぞと伝えるのも、講師の仕事のひとつなんだろう。